35歳介護施設長が語る|若手介護職のためのキャリア変革 成功の教科書

介護職として入社したけど、どうやったらキャリアを積むことができるのだろう?

今からどんな準備をしたらいいのだろう?

資格は必要?

役職などのチャンスはくるのだろうか?

主任やリーダーの仕事量はどんな感じ?

新卒や、入社して間もない職員、介護経験が浅い職員がキャリアを積んで重要なポジションを目指したいと思っている方の疑問に答えつつ、キャリア形成のヒントをお届けします。

自己紹介

私は、23歳(新卒)で介護職員として入社しました。そこから10年ほどたち介護施設の施設長に就任しました。それまでに、リーダー、管理者などの経験もしました。 単なる肩書きの獲得以上の意味を持っていることにも気づき、管理職への道のりとその価値について伝えます。

目次

役割とポジションについて

介護施設では、介護職員以外にもさまざまな役割やポジションが存在します。まずは、それらについておさらいしていきます。

  • ユニットリーダー
  • 介護主任
  • 管理者
  • 統括
  • 施設長

など、呼び名は様々ですが、一般企業と同様に係長・課長・部長といった役職が、職務や役割に応じて存在します。以下に、これらの役割・ポジションをより詳しく説明していきます。

ユニットリーダーとは

ユニットリーダーとは、ユニットケアと呼ばれる介護の手法において、1つのユニットごとに配置することを法令で義務付けられたリーダー職です。

ユニットリーダーの役割としては、スタッフの勤務シフトづくりから新人教育、利用者家族との大切なコミュニケーション、さらにはイベント企画まで、幅広い仕事をこなします。チームの要として、10人程度の小さなグループに寄り添い、温かく的確なケアを提供することが求められます。優れたリーダーシップと豊かな現場経験を武器に、利用者と介護スタッフの架け橋となり、施設の温かな雰囲気づくりの要となるポジションです。
人と人をつなぐ、まさに縁の下の力持ち。そんな存在がユニットリーダーなのです。

だまる

職員からの信頼を得ないと統一したケアができない

施設長・管理者とは

施設長とは、施設全体を取り仕切り、管理する責任者のことです。ホーム長やセンター長など呼び名は様々ですが、施設全体の責任者であることは変わりないです。

職員の採用から教育、予算管理、日々の業務調整まで、その責任は多岐にわたります。利用者1人ひとりの尊厳を守りながら、最適なケアサービスを提供するため、献身的に働く縁の下の力持ちとも言えます。

法令遵守はもちろん、行政との良好な関係づくり、サービスの品質管理、時には経営的な視点も求められる、まさに多才な職業人。小規模施設では一時的な介護もしています。

利用者と職員、そして施設全体の幸せを支える、縁の下の大黒柱。それが介護施設の施設長・管理者なのです。

だまる

いろいろな業務の中でも職員管理が1番難しい…

キャリア形成するときに意識したいポイント3つ

今回紹介するキャリアを形成するときに意識するポイントは以下の3ポイントです。

・職員の信頼

・経験

・自分自身を客観的にみること

このポイントを意識することで、1年後2年後と自分の変化と周りの変化も感じることができます。ぜひ、チェックしてみてください

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意識するポイント①職員の信頼

仕事をする上で必要なものがこれです。特に介護施設などではチームとして統一したケアが必要となっていきます。信頼関係が不十分だと円滑に業務が回らない、不満がたまることもしばしばあります。

1人で仕事をしている方は、周りの信頼と考えてみてください。

信頼関係を築くとなにが良いか、チームとして統一したケアを提供することができる。自分の意見が言いやすくなること。周りからのフォローも受けやすくなる。このようなポイントがあげられます。このようなことから、積極的に発言をして自分が挑戦したいことや問題解決に向けての案などを提案することができる環境を作ることが出来ます。

だまる

まずは、あいさつからしっかりとしました

意識するポイント②経験

経験を積むことで臨機応変に対応できる。物事を予測できるようになり、判断スピードも早くなります。

介護現場では、人に対してのサービスなので同じことをしても毎回同じような結果が返ってくることはありません。体調が急変することもあります。臨機応変に対応ができることで自分の経験値が増え気づかないうちに成長していることもあります。失敗しても、まずはやってみると思いながら経験を積み上げてください。いざという時に、今まで経験したことが活きてきます。これは信頼にもつながる要素です。

だまる

さまざまな経験が今の自分を作り、マインド面で大きく成長することができました。

意識するポイント③自分自身を客観的にみること(メタ認知)

メタ認知とは

自分の認知(考えや感情、判断など)を客観的に認識し、制御する能力。この能力が高いと、自分の思考や行動を冷静に見つめ、適切に調整することが可能になる

メタ認知は、自己理解を深め、問題解決能力や目標達成力を向上させるために重要

メタ認知を知るだけでも、他者との差別化ができます。これを高めることで、今の自分にはなにができて、できないかが知ることができます。チームとケアで大切な協調性も高めることができキャリアを積み上げた時に、次のポジションで役に立ちます。 メタ認知が高いからではないですが、身をもって自分を知ることや、協調性、問題解決をする力がつくと介護職→管理者→施設長と大きく役に立ちました。

だまる

自分を見るって難しいし、ながらではできないから時間をゆっくりとってみて

今後の行動2つ

以下の方法を取り入れて、意識すること3ポイントと合わせて実践してみてください。

・自分が行うことについて根拠を持つこと

・前向きな発言

この行動を取り入れるとキャリアアップするための大きな力になり、自分自身の成長を感じ取ることができます。

行動①自分が行うことについて根拠を持つこと

「なぜ」このような行動をとったのか、「なぜ」このような発言をしたのかと他者から「なぜ」と聞かれた時にきちんと理由説明をできることが大切です。

利点としては①情報の整理ができること②自分の考えを客観的にみることができる

このような利点があります。「なぜ?」と聞かれた時に理由がきちんと答えられない場合、自分の発言・行動に自信を持つことができません。そのためにも、行動①の『根拠』を持つことをしてください。 徐々にできるようになるので、継続してください。

だまる

自分の考えを発言する時には、「~だから」とその根拠を説明して話しています。

行動②前向きな発言

ポジティブな言葉は、自分だけでなく、周囲にも良い影響を与えます。相手が前向きな気持ちになると、全体のモチベーションも上がり物事がスムーズに進みやすくなります。

マイナスな言葉や批判など言うと、全体の士気が下がります。その時は、ストレス発散できるかもしれないですが現状からは変わることはできません。どんどん自分の評価を下げるだけです。ポジティブな発言やそれに対しての行動は勇気とチームの力が必要です。前向きな言葉がけをして、キャリア形成の役に立ててください!

だまる

それはダメって言わずに、とりあえずやってみよう!

まとめ

今回は若手介護職のためのキャリア変革について紹介しました。ポジションやその役割の仕事、意識すること、行動することを改めて確認します。

役割とポジションについて
①ユニットリーダーとは
②施設長・管理者とは
キャリア形成するときに意識したいポイント
①職員の信頼
②経験
③自分自身を客観的にみること
今後の行動
①自分が行うことについて根拠を持つこと
②前向きな発言

介護職のためのキャリア形成についてでしたが、今回紹介した内容は介護職だけではなく他の職種や業種でも当てはまることがたくさんあります。意識・行動をすることにより、1年後2年後には今の自分よりも一回り二回りも大きくなっていることでしょう。これから継続して続けていくことで、あなたの持ち味や強み、周囲の影響力を与えれる存在になります。今からキャリアアップのための準備をしていきましょう!

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