施設長として、自分が想い描く施設にしていきたい!と考えていても
なぜかスタッフと距離感があるような感じがする。
陰で悪口を言われているような気がする…などと
せっかく施設長になり、自分なりには頑張っているつもりだけど
スタッフとの距離は開いていく一方
そんなふうに感じている方いませんか?
本記事の内容
・施設長の仕事
・残念な施設長の特徴
・施設長に向いている人

施設長として、自分はしっかりやれていると思いますか?
施設長の仕事とは


介護施設の施設長とは、施設全体を管理・統括する責任者です。
主な仕事内容として
・施設運営の統括
・スタッフの管理、採用
・利用者対応
・安全・設備管理
・外部との連携
多肢にわたる業務を通じてスタッフや利用者が安心できる環境を整える役割です。



場所によっては「ホーム長」「センター長」「所長」って呼ばれています。
ダメな施設長の特徴7選!


あなたはダメな施設長になっていないかチェックしてみてください!
- 現場のことを知らない
- スタッフとのコミュニケーション不足
- 利益優先
- 判断が遅い
- 話を忘れる・聞かない
- トラブルから逃げる
- 自己研鑽しない



7つの項目があるので1つ1つチェックしてください。
1.現場のことを知らないことを知らない
介護スタッフの気持ちがわからない、利用者の状況を把握していない施設長は、信頼を失います。
施設長は、事務所でデスクワークばかりして(お金のことなど)現場に見に来ない。
こんな現場を知らない施設長の下で働いて大丈夫だろうか?
などと不安になるスタッフもいるかもしれません。
なにかあったら報告してと、指示だけで実際に確認しないことも施設の雰囲気が低下します。



介護スタッフが業務をしてくれているおかげでサービスの提供ができているってことも忘れずに
2.スタッフとのコミュニケーション不足
施設長に相談したくても、いつも忙しそうに見える
話をしても、「用件だけおしえて。」
現場のことを知らないのに相談なくルールができる
唐突に知らされて反論の余地がない
など、普段のコミュニケーション不足がスタッフの意欲低下につながります。



どこもコミュニケーションは課題ですね
3.利益優先
利用者やスタッフの気持ちを考えず、利益ばかりを重視した運営だとサービスの質が低下するのは目に見えてわかりますね。
客観的にみると利用者やスタッフのことを考えることが大事とわかるのですが、
ずっと数字をみていると、会社の収支にばかり目がいきます。
人件費のことや、節電などの無駄を省くことばかり言うことで、どんどんと人が離れてしまい、
サービスも低下し最後には孤立してしまいます。



私も以前はお金のことを言われていたため、よくわります
4.判断が遅い
なにか急変や変化があった時に、判断を迫られた時に
「○○さんの意見も聞いてから」「○○さんにも確認してもらってから」など
意見を聞くのは良いことだと思いますが、そのスピード感が遅かったり
自分の意見がなく誰かの意見をそのまま回答するなどをしてしまうと、自分の意志がないのではないかと感じてしまいます。
また、利用者の方は日々変化があるため、その時の状態ではないこともあり迅速に判断することが求められてきます。



自分が判断を求めている時に反応が遅いとイライラしますよね
5.話を忘れる・聞かない
介護職員の問題行動に対して話をしていても、なかなか取り扱ってくれない。
話をしたのにもかかわらず、行動にうつしてくれていない。
物品を購入してほしいのに忘れてしまっている。などと
話をしていても、「忘れる」「聞かない」と態度や行動をとられてしまうとスタッフは
モチベーションが下がってしまいます。
それに付け加え、話を聞き流し聞いていない!意見をコロコロと変えると
現場のスタッフはついて来れなくなります。



私も同じような経験があり、忘れているってイラつきますよね
6.トラブルから逃げる
仕事をする上で、いつかは絶対にトラブルが起きます。家族からのクレーム対応や送迎中の事故、感染症や災害についての対応、スタッフ間の問題などなど
そんな時に、スタッフから頼りにされたり、方向性を指揮する、あるいは責任を取るのが施設の管理者でもある「施設長」の役割です。
しかし、このような状態の時に
自分はその時に関わっていないから、状況がわからないから、この問題については○○さんの方が詳しいから、などと理由をつけて
トラブルを避けていては、周りからの評価が下がり「どうせ何を言っても通じない」と思わせてしまいます。
また、利用者家族からも不誠実だと感じさせてしまい
施設全体の評価も落としてしまいます。



トラブルの解決には力がいりますが、最後は気持ちだと思っています。
7.自己研鑽しない 学ばない
介護報酬の改正があったときに、答えられない。
介護業界の新しい情報に疎い
知り合いの施設にはタブレットで介護記録を入力している。だけど、自分の働いているところはまだ紙媒体。
ICTを活用して少しずつ、業務の生産性も向上していきたい。
など業務を効率的にできるツールがあるにも関わらず、今の施設長はICTのことについては全く考えてもいない、変化を嫌っているようにもみえる



トップが学び変化をすることを実行しないと施設はかわりませんよね。
施設長に向いている人


ダメな施設長の特徴7選!を踏まえて、逆にどのような人なら施設長に向いているのかを3つ挙げています。確認してください。
- コミュニケーション能力が高い人
- 自分の軸がある人
- 広い視野がある人
1.コミュニケーション能力が高い人
介護現場では人と人との関りが大きなポイントとなっています。
利用者にしても、スタッフにしても、相手の気持ちを理解して話をするなど人との関係を大事にできる人が向いています。
重要ポイント
施設長は、利用者、スタッフ、家族、行政、地域など、多くの人と関わる立場
指示を出すだけではなく、信頼関係を築くことが求められる。
向いている人の特徴
スタッフの話をよく聞き、適切なフィードバックができる(頭ごなしに否定しない)
利用者や家族の不安に寄り添い、丁寧な対応ができる
行政や地域とも円滑に連携し、施設の評判を向上させることができる
強化すための方法は
リーダーシップ研修やコーチングに関しての研修を受けることにより、スタッフ間との関係が円滑になるきっかけになりますよ
\ より良くするチャンス/
2.自分の軸がある人
他者の意見を参考にして自分で方向性を決めるブレない決断ができる人が向いています。
重要ポイント
施設では、時には厳しい決断をしなければならない。
クレーム対応、経営判断、スタッフの人事など、求められる場面が多い。
他人の意見に流されすぎると、施設の運営が迷走することも。
向いている人の特徴
自分なりの「介護観」や「施設運営の方針」を持っている
クレームやトラブルが起きても冷静に判断できる
周りの意見を聞きつつ、最終的には自分の価値観で決断できる
強化すための方法は
自己啓発の研修や本を読むことにより、判断力や決断力が鍛えられますよ
その他のおすすめの本を紹介しています。良かったら読んでみてください!
3.広い視野がある人
介護業務以外に、施設運営の事や地域との連携、スタッフの管理など多肢にわたる業務であるため、
1つに集中しすぎず全体を見渡せる能力がある人が向いています。
重要ポイント
施設長は「現場のことだけ」でも「施設運営のことだけ」でもダメで、全体をバランスよく見る必要がある。
スタッフの働きやすさ、利用者の満足度、運営の安定 など、複数の要素を同時に考えられる人が適任。
向いている人の特徴
現場だけでなく運営視点も持っている(利益と福祉のバランスを考えられる)
スタッフの成長、業界の変化にも気を配れる(新しい制度や技術にもアンテナを張れる)
問題が起きたときに、1つの視点に偏らず、広い視点で解決策を考えられる
強化すための方法は
経営やマネジメントを学ぶオンライン講座・書籍を活用することで、自分の視野を広げるのに役立ちます。
\ 確認してみよう! /
まとめ


ダメな施設長の特徴を紹介しました。
- 現場のことを知らない
- スタッフとのコミュニケーション不足
- 利益優先
- 判断が遅い
- 話を忘れる・聞かない
- トラブルから逃げる
- 自己研鑽しない
あなたは大丈夫かチェックしてみてください。
より良い施設長になるためのポイントも紹介しました。
- 広い視野がある人
- コミュニケーション能力が高い人
- 自分の軸がある人
参考にしてください。
施設長は、施設全体の責任者であるため、介護以外の幅広い業務内容や知識も必要になります。
そんな重要なポジションを任されている、あなたの苦労もわかります。
今一度、読んでいただき施設や自分自身にとっても参考になるところがあればうれしいです。
あなたにしかできないことがあります。それは、職員や利用者が安心できる環境を作りです!
あなたは施設長としてもっと成長できるはずです。まずはコーチング講座
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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